健康診断でバリウムと胃カメラどっちがオススメ?違いや精度は?
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健康診断でバリウムと胃カメラどっちがオススメ?
年に1回の会社の健康診断ですが、年齢が上がると共に検査項目も増えてきますよね。
胃カメラやバリウムによる胃の検査も、そのうちの一つかと思います。
どちらも、健康な人であれば受ける機会もないため、始めて受けるという人が殆どではないでしょうか。
「胃カメラ」も「バリウム検査」も辛いイメージが強いかと思いますので、どちらを選択するのか迷ってしまうのも当然かと思います。
どちらの検査の方が楽に受けられるかという観点で見て行きましょう。
- 検査時間
また、施設によっては当日に結果を聞くことも可能です。
胃カメラによる検査は、麻酔など前処置があります。
検査自体は約5分ほどで終わりますが、麻酔が抜けるまで検査後も少しの間ベッドで休む必要があります。
全体では、30分から1時間程度となります。
- 検査の特徴
そのため、これらの味が苦手という人にとっては辛い検査になります。
胃カメラ検査は、カメラを喉から胃に到達させて検査を行ないます。
検査をする医師によって苦痛度が左右されますが、喉を通過するところで特に苦痛を伴う人が多いようです。
胃のバリウムで病変が見つかった時は胃カメラで更に詳しく調べることになりますので、二度手間になるのが嫌と言う方には、胃カメラが適していると思います。
そのほか両者の利点や欠点を理解したうえで、交互に受けるのも良い方法だと思います。
例えば、前回のバリウム検査で異常が発見された方なら最初から胃カメラを施行するのが良いでしょう。
苦痛度については、個人差があります。
ちなみに私はどちらも受けたことがありますが、胃カメラの方が楽だと感じました。
バリウムは、発泡剤やバリウム剤を飲むのが辛くて、何度も吐きそうになり、とても辛かったのを覚えています。
一方で胃カメラは、担当医師が上手だったのか、カメラがスーっと入って行ったのでそれほど苦痛ではなく検査を受けることができました。
胃カメラの検査は事前に麻酔の注射をするのですが、人によってはそこで眠ってしまい気付いたら検査も終わってベットの上だったという人も多いです。
私は麻酔があまり効かなかったのか、終止意識があり検査中もモニターに映る自分の胃の中を見ていました(^^;
バリウムと胃カメラの違いは?
胃カメラやバリウム検査にはそれぞれ特徴があります。
それぞれの特徴について、見て行きたいと思います。
バリウム検査の特徴
胃のバリウム検査は胃の形を全体的にみることができ、バリウムの流れる状況から胃の動きや変形、胃の噴門部(胃の入り口部分)などの病気をみつけることができます。
バリウム検査では、胃潰瘍や胃がんなど形の変形から病気を見つけることができます。
若い女性に発症すると言われる「スキルスがん」などがんの種類によって粘膜に異常が起きず、胃壁に沿ってがんが発生するものがあります。
このタイプのがんは胃カメラでは発見されにくく、胃のバリウム検査が有効と言われています。
また胃のバリウム検査では安全内ですが、少量被爆することも頭に入れておきましょう。
胃カメラ検査の特徴
胃カメラは喉を通る時に苦しかったりしますが、胃の粘膜を観察することができ食道や十二指腸など細かい部分まで見ることが可能です。
そして病変部が見つかればその場で組織を採取して生検にまわし、顕微鏡下で良性・悪性を診断することができます。
そのほかにも小さな病変を見つけることができたり、被爆がないことや胃潰瘍や胃炎、胃がんなどの早期発見に役立つのも胃カメラの良いところですね。
バリウムと胃カメラそれぞれの精度は?
胃カメラもバリウム検査も、それぞれに特性があることが分かりましたね。
細胞組織を生検できたり、ポリープを取り除けるという点からすると、胃カメラの精度は良いと言えます。
ただし、スキルスなど胃がんの種類によって見逃してしまう恐れはあります。
バリウムは胃カメラと比較すると多少精度は下がりますが、胃カメラでは描写できない病変を発見できるといった点では優れているのではないでしょうか。
バリウムは胃カメラで見逃してしまいがちな癌を発見することが可能です。
バリウムと胃カメラの違いについてまとめ
胃カメラとバリウムについてまとめましたが参考になりましたか?
どちらの検査も一長一短であることが分かりましたね。
胃カメラか、胃のバリウムのどちらの検査を受けるかは、前回の結果や個人の好みにもよります。
検査は100%確実ではないのでさまざまな検査を組みあわせて病気を発見するようにしましょう。
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