胃カメラ前日や当日のタバコは検査に影響ある?
自分の健康状態を管理するために定期的に健康診断を受けているという方は多いのではないでしょうか。
若い頃は血液検査など簡単な検査でも問題ありませんが、年齢と共に体の各所に病気が発症するなど詳しい検査が必要になる場合もありますよね。
胃潰瘍や胃がんなどが気になる年齢になると、胃カメラの検査を検討している方もいるはずです。
検査前には注意しなければいけない約束事がありますが、タバコをたくさん吸う方にとって胃カメラ検査前日や当日のタバコは検査に影響するのか気になるところではないでしょうか。
今回は、胃カメラとタバコの関係についてまとめましたので、これから胃カメラの検査を受けるよう予定のある方は参考にしてください。
胃カメラ前日にタバコは吸っても良い?
胃カメラの検査では、食事や飲み物などの注意書きはあってもタバコについての説明が乏しかったりすると、どれくらいの本数を吸っても良いのか分からないことがあります。
ヘビースモーカーで毎日たくさんタバコを吸うという方にとっては、タバコの制限は辛いものがあります。
胃カメラ検査前日の喫煙は禁止されていたり、前日21時までなら吸っても良かったりと施設によって異なるようです。
また、前日に吸って良い本数などの制限を行なっている施設は少ないです。
ですが、前日の喫煙が検査に全く影響がないかと言えば、そうではありません。
タバコを吸うことによって胃の状態が正しく映し出されなかったり、胃酸の分泌が増えたり胃が荒れたりする場合もありますので、出来る限り前日のタバコは控えた方が無難です。
きちんとした結果を出すためにも、前日のタバコは本数も控え、21時以降は吸わない様にすることをオススメします。
胃カメラ当日にタバコは吸っても良い?
胃カメラ前日のタバコは控えめにとお伝えしましが、それでは当日はどうでしょうか。
タバコを毎日たくさん吸う方にとって、タバコが吸えないという状況は辛いことだとは思いますが、検査当日のタバコは禁止されることが多いです。
検査当日の朝や直前までタバコを吸ってしまうと、血流の関係から胃の状態が正しく映し出されないことや、白っぽい膜が覆っているように見えてしまうことがあります。
胃の中がこのような状態では、胃潰瘍や胃がんなどの病気があっても見逃してしまったり、正しい検査結果を出すことができませんね。
胃カメラは決して楽な検査ではないので、結果を正しく出すためにも当日に吸うのはやめておきましょう。
多くの施設では、当日はタバコを吸わないようにとしているところがほとんどですが、どうしても我慢できないという方は検査を受ける施設に尋ねてみると良いでしょう。
受ける施設によっては少しならタバコを吸っても大丈夫言う施設もありますが、できるだけ吸わないことをおすすめします。
せっかく検査を受けても正しい結果が出なかったり見落としの原因にもなるので当時のタバコは我慢した方が良いですね。
もし、検査でピロリ菌などが見つかった場合は、除菌となりますが、除菌の時はタバコは吸えません。
胃カメラ当日のタバコは検査に影響ある?
もしも胃カメラ検査の当日にうっかりタバコを吸ってしまったら、どのような影響があるのでしょうか。
タバコには、血管を収縮させる作用があり、血流が悪くなってしまい胃が荒れた状態のまま検査を受けることになります。
またタバコによって胃酸が分泌されるため、観察しにくくなってしまうことも。
そのため、正常であっても異常の結果になってしまうなど正しく検査を行えず、結果にも影響を及ぼすことがあります。
万が一胃カメラ当日に喫煙してしまった場合は、検査前に受付や医師などに正直に伝えておいた方が良いでしょう。
また、検査が終わった後も一息つきたいところですが、麻酔の関係などから約1時間くらいはタバコを吸わないように言われることがあります。
特に、胃の組織の一部を採取する生検を行った場合は、禁煙時間は少し長めになり約2時間くらいはタバコは吸わないことが望ましいです。
いずれの場合も医師や看護師から検査後に指示があるので、食事や水分制限が解除されたと同じ時間にタバコを吸うようにします。
まとめ
初めて受ける検査では不安や心配事が多いものです。
特に健康診断では、さまざなま検査の種類があり受ける検査によって注意事項が異なる場合がありますよね。
また受ける施設によっては制限が多少異なったりするので、疑問に思ったことは受付や看護師などに相談するようにしてください。
また当日にうっかりタバコを吸ってしまった場合には、受付や医師、看護師などに早めに伝えておきましょう。
注意事項を守って正確な検査結果が出るようにしたいものです。