胃カメラ前日に飲酒しても良い?検査への影響は?
胃カメラは口や鼻のから特殊なカメラの付いたチューブで胃の中の状態を映し出す検査です。
胃がんや胃・十二指腸潰瘍、ポリープなど消化器系の病気の早期発見に役立つ検査で、一般の健康診断に加えてオプション検査などで受診する方も増えてきましたね。
検査を受ける前は注意書きが書かれた用紙を渡されることもありますが、飲酒のことなど細かな部分まで分からないことがありますよね。
前日に会社で飲み会があるという方は、お酒を飲んでも翌日の胃カメラ検査に影響しないか悩むところです。
今回は、胃カメラの前日の飲酒についてまとめました。
胃カメラ前日に飲酒しても良い?
検査を予約すると食事などの注意事項などが説明されますが、アルコールについての説明は簡単に済まされてしまうことがあるかと思います。
たまたま検査の前日に飲み会があったりすると、アルコールは飲んでも良いのか気になりますよね。
食事の場合は夜の21時より前なら食べても問題ありませんが、前日の飲酒については原則禁止している病院や健診センターがほとんどです。
前日にお酒を飲んでしまうと胃の中の状態が正しく検査できず、病気ではないのに病気と診断されてしまうことがあります。
胃の中が荒れているように映し出されたり、出血傾向があるなど診断されてしまうことも考えられます。
またアルコールは、検査を行う際に使用する麻酔や鎮痛剤などの薬剤などにも影響します。
このような理由から、胃カメラの前日はお酒を控える方が良いと言えます。
飲み会では、おつまみなども食べますが、揚げ物や肉類など消化に時間のかかる食べ物も摂取しますよね。
アルコールは消化活動を弱めてしまい、結果的に胃の中の食物の消化に時間がかかり検査に影響してしまいます。
正確な検査結果を得るためにも、胃カメラの前日の飲酒は控える様にしましょう。
万が一飲んでしまった場合は、必ず検査を受ける前に看護師や医師に一言伝えるようにします。
胃カメラ前日に飲酒した場合の影響
前日に胃カメラ検査を控えているにもかかわらず、うっかりしてお酒を飲んでしまった場合、検査結果に影響が出てしまう場合があります。
飲酒をすると、アルコールによって胃が荒れてしまうからです。
少量のお酒ならばそれほど心配はいりませんが、夜遅くまで大量にアルコールを摂取した場合、胃の粘膜が荒れて炎症を引き起こしてしまいます。
そんな状態で翌日に胃カメラの検査をした場合、正確な診断結果が出ないことなんて容易に想像が付きますよね。
胃カメラ後の飲酒はいつからOK?
胃カメラ前日の飲酒について書いて来ましたが、実は胃カメラ後も飲酒はNGなんだって知ってましたか?
終わったからもういいだろうって思いがちですが、胃カメラ後の飲酒の方こそ注意が必要なんです。
胃カメラ検査はカメラを胃の中に入れて行なうため、胃の中に傷が付く場合があります。
そのような状態でお酒を飲むと、血管が拡張して出血が止まらなくなる恐れがあるんです。
特に、胃カメラの際に生体と言って細胞を採取する検査を行なった場合は、傷が出来ているため検査後の飲酒は厳禁です。
どのくらい禁酒する必要があるかですが、最低でも当日はアルコールを控える必要があります。
できれば、2,3日は禁酒した方が安心ですが、付き合いなどもあるかと思いますので、やむを得ない場合は大量に飲酒せずたしなむ程度にしておくのが無難です。
まとめ
胃カメラと飲酒の影響についてまとめました。
検査前日のアルコールは胃カメラだけではなく、血液検査など他の検査にも影響してまうことがあるので、健康診断の前日はお酒は飲まないよう注意したいですね。