健康診断にかかる時間や検査の内容と一般的な流れについて

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自分の体の状態を把握するのに健康診断を受けることは大切な事ですね。

健康診断は、会社で受けるように言われている場合は事前に注意事項などを書いた紙を配られることがありますが、個人で受ける時は情報が少ないことがあります。

初めて受ける場合は、健康診断ではどのような検査を行うのか、また検査の流れなど分からないと不安になってしまいますよね。

今回は、基本的な健康診断の流れや検査内容について説明します。

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健康診断にかかる時間は?

健康診断を受けるときは、病院や健康診断を専門に行っている健康診断センターなどで受けることが多いかと思います。

食事の制限などがあるとお腹が空くため、検査を受けて早めに帰りたいですが、どれくらい時間がかかるのか気になるなりますね。

健康診断を受ける場合、通常30分〜1時間くらいを目安にすると良いでしょう

但し、この時間は目安で受ける医療機関や健診センターの混雑状況によって変わってきます。

その他、自分が受ける検査内容によっても終了する時間が異なります。

簡単な血液検査や診察のみの場合は30分くらいで終了し、胃のバリウム検査や腹部超音波検査(エコー検査)などがあると1時間くらいかかることがあります。

更にオプション検査で胃カメラ、大腸検査などいろいろな検査を追加するとその分時間がかかります。

各検査によってかかる時間は異なりますが、ここでは検査時間の目安をまとめましたので参考にしてください。

  • 尿検査
自分の尿を採尿して提出するだけなので、数分で終わります。

  • 血液検査
採血をして検査結果を出しますが、採血の前に簡単な問診を行うことがあります。
問診があると5分~10分くらいかかることがあります。

  • 胸部レントゲン
胸のレントゲンは、撮影自体は約1分くらいで終了しますが、その前に着替えをしたり準備があると10分くらいは必要です。

  • 腹部超音波検査
エコー検査と呼ばれるもので肝臓や膵臓など消化器系の病気を見つける検査です。
異常がなければ約5分くらいで終わります。

  • 胃のレントゲン検査
胃エックス線検査またはバリウム検査とも言われています。
検査がスムーズに進めば約10分くらいで終了します。
また会社の健康診断や住民検査などで検診車で行う場合は、約5分程度を目安にすると良いでしょう。

  • 心電図検査
主に不整脈薬があるか調べる検査ですが、2分~3分で検査は終了します。

  • 診察
胃や胸部レントゲン、マンモグラフィーなどの検査結果は当日に聞けることがあります。
検査結果が出ていれば約5分くらいですみますが、医師に質問をしたり、病気などについて詳しく知りたいと思った時は10分くらいかかることがあります。
診察は、出ている検査結果を医師が説明してくれますが受診者の質問具合によって時間が異なります。
質問がなかったり、医師から指摘を受けなければ3分〜5分で終了します。

以上が、健康診断にかかる時間の目安ですが、病院など患者さんの合間に受ける場合は、待ち時間なども考慮しなければなりません。

健診センターでは、受ける順番が決まっていますが、検査の待ち時間を少なくするため、空いている検査から案内されることもあり、スムーズに進むことがあります。

検診車が来て行う健診は、15分~20分くらいで全ての検査が終わることがあります。

健康診断の実施項目や検査内容について

健康診断では、加入している健康保険の種類によって受けられる検査項目が異なってきます。

ここでは、健康診断で行われる検査項目にどのような検査内容があるのか説明します。

  • 身体計測
身長、体重、視力、腹囲など基本的な体の状態を調べます。
またBMIなど肥満度についても計算します。

  • 尿検査
尿は腎臓機能を知るうえで欠かせない検査項目です。
尿たんぱくが出ていると腎機能が低下している手がかりになったり、尿糖が陽性なら糖尿病を疑うことができます。
更に詳しく調べる場合には、尿沈渣という検査を行いますが、採尿した尿を遠心機にかけて試験管の底に集まった細胞を顕微鏡で調べます。

  • 血液検査
採血をしてコレステロールの値など脂質系の検査や肝機能検査、貧血や感染症にかかっていないか調べます。
コレステロールなど脂質系の検査を行うことで将来、動脈硬化にかかりやすいなど知ることができます。
血液検査の項目は、年齢や加入している保険の種類により異なります。

  • 血圧検査
血圧は、心臓ら送り出される血管の圧力を指しますが、脳血管疾患や心臓病などで高くなります。

  • 胸部レントゲン
肺や気管支などの状態を調べるために用いられる検査です。
撮影されたレントゲンの陰から肺炎や気管支炎、肺気腫や肺がんなどの病気を早期に発見します。

  • 胃のレントゲンまたは内視鏡検査
胃のレントゲンは胃のバリウム検査とも呼ばれていますが、食道や胃、十二指腸などの状態を調べます。
胃の形の変化かkら病気がないか診断します。
胃・十二指腸潰瘍、胃・食道ポリープなどのほか、胃がんや食道がんなど病気の発見に役立つ検査です。
内視鏡検査は、口や鼻の先端から細いファイバースコープを通して行う検査で医師の指示や胃のレントゲン検査か内視鏡検査か選択して受けることもできます。

  • 乳がん検査
乳がん検査には、マンモグラフィーと乳房超音波検査があります。
レントゲンや超音波を通して細かい石のようなものやしこりなどは映っていないか調べます。
乳腺症や乳腺線維腺腫、乳がんなどの早期に発見に役立ちます。

  • 腹部超音波検査
超音波を通して、肝臓や膵臓、腎臓など消化器系に病気がないか調べることができます。
肝臓系では、脂肪肝や肝炎、肝臓がん、胆石、胆嚢炎など病気が分かります。
また膵炎やすい臓がん、腎結石や腎臓がんなども分かります。

  • 心電図検査
循環器系の検査で主に不整脈がないかなど調べることができます。

  • 肺機能検査
主に肺活量を測定する検査ですが、気管支の状態など呼吸器系の状態を調べることができます。
気管支喘息、肺気腫、肺線維症、ヘビースモーカーの方など気管支や肺の状態が分かります。

  • 眼底検査
眼底検査は、検査専用の目薬を使用して瞳孔を広げて行う方法や目薬をささずに行う方法があります。
検査では、白内障や緑内障のほか、高血圧症や糖尿病による網膜症、動脈硬化など調べることができます。

  • 診察
検査をした結果を総合的に診断して病気がないか結果が分かります。
検査で異常値が出た場合は、再検査を行いさらに詳しく調べます。

健康診断の一般的な流れ

健康診断を始めて受ける場合、どの様な流れで行うのか不安になりますよね。
当日に慌てることのないように一般的な流れを紹介します。

1.受付

事前に記入した問診票や採尿や便を自宅で採ってくるように指示がある場合は、この時に渡します。

受付で簡単な検査の流れなど説明されることがあります。

また、健診センターなどで検査を行う場合、着換え用のガウンを渡されるので更衣室で着換えます。

2.採尿・採血・血圧

自宅で採尿しなかった場合、着替えが終了してから採尿をします。

採尿が終了したら、採血を行いますが、採血の前に血圧を測定したり問診票に沿って質問など受けることがあります。

3.身体計測・眼底検査・肺機能検査

採血が終了したら身長、体重、視力などを測定します。

また身体計測後に眼底検査を行うこともあります。

肺活量や気管支喘息などの有無を調べます。

4.胸部レントゲン・マンモグラフィー検査

レントゲン検査で肺に異常がないか調べます。

妊娠中の方や妊娠の可能性のある方は事前に話すようにしてくださいね。

5.腹部超音波検査

腹部超音波検査は、肝臓や膵臓など消化器系の検査です。

通常、胃のレントゲン検査の前に行い、バリウムを飲む前に実施するのが一般的です。

万が一バリウムを飲んでしまった後でも全く観察できないということはありませんが、角度や体型により正確に観察できないことがあります。

また、乳房超音波検査や頸部など消化器系に関係のない臓器は、胃のレントゲンを先に受けることが可能です。

6.胃のレントゲン検査

腹部超音波検査が終了したら行いますが、腹部超音波検査がない方は胸部レントゲンの後に検査を行います。

6.心電図検査

心電図検査はを最後に行うことが多いですが、待ち時間を利用して、心電図検査が空いている場合は検査を受けることができます。

7.診察

最後に検査の結果を総合して医師が診断を行います。

胸部レントゲンやマンモグラフィー、胃のレントゲン検査、採尿検査などすぐに結果がでるものや項目によっては、数日後に結果が出るものなどあります。

結果の出ている検査を診て医師が診断します。

検査の流れは、以上のようになりますが、受ける施設や検査待ちの時間により順番が前後することがあります。

まとめ

検査項目や健診の流れについてまとめましたが、参考になりましたか?
健診を始めて受ける場合は、不安になりますが、流れや検査内容が分かるだけでも少しは安心しますね。
健康診断を始めて受ける方は、検診スタッフの指示にしたがったり、周囲のスタッフに聞くようにしましょう。

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